園の方針
乳幼児期は人生の土台を形成する最も大事な時期です。私たちは子どもたちがそれぞれに人との関わりを持ちながら「人間らしく」豊かに成長することを願って、子どもたちとともに生活しています。その内容を4つにまとめて以下にご紹介いたします。
①一人一人を大切にする
人はそれぞれ違った個性を持っています。同じ人間はいません。その違いが認められてこそ子どもたちは「自分らしく」成長することができます。また、どんな小さな子どもであれ、一人の人間として、その人格が尊重されなくてはなりません。私たちは自分を愛することのできる子ども、人を愛することのできる子どもの成長を願っています。「子どもの権利条約」も大切に受け止めています。
②いのちを育む
子どもの成長にとって、食生活が最も重要な要素の1つです。園では安全でおいしい食事をみんなで食べられるように工夫しています。園で育てた野菜や旬の物を食材にすると、敬遠しがちな野菜も美味しく食べられるようにもなります。昆布や鰹、出し雑魚でだしをとった味噌汁、健康によい無添加の食物を手作りで!と努力しています。食物アレルギーの子どもさんの選択食(除去食)の調理もしています。ご相談ください。
③遊びを中心にする
乳幼児期の子どもの教育の課題は3つあると言われています。「思いやり」「意欲」「友だち作りの能力」を育てることです。これらはすべて遊びを通して養われます。毎日の生活のなかでの「豊かな遊び」の経験が子どもの成長を促します。配慮された環境の中で、どれだけ遊びに集中できるかが大事です。子どもたちは「豊かな遊び」を通してこそ、人生を「生きる力」を身につけていきます。
④緑を育てる
私たちは、自然に守られ、四季を感じながら生活しています。五感を通して自然に触れながら共に生きることを自然の中からも学んでいきます。地球上の緑が激減している今、緑を育てることは、酸素やオゾンを増やし、地球の温暖化を防ぐことにもつながります。太陽光を利用したおひさま発電もおこなっています。子どもたちの未来のために住みよい環境を残したい。自分のことばかりでなく、友だちのこと、隣人のこと、地球全体のことも考えられる子どもに成長してほしいと願っています。